カラダの変化を感じとる事がなぜ大切なの?「カラダの声を聴いてみよう」第2弾!
女性ホルモン研究家の岡下真弓です。
前回のコラムでもお伝えしたように私が伝えたいメッセージ
「カラダの声を聴いてみよう」
今回からテーマごとに分けてお伝えします。
カラダの変化を感じとる事がなぜ大切なの?
ストレスは避けることができません。
漢方薬を選ぶ指針となる東洋医学の世界では、
ストレスを受け得る側、
つまり私たち自身が強くなる薬を用います。
抗うのではなく、現状を把握し、自分を補強する感覚です。
と前回お伝えしましたが私たち自身が強くなるってどうすればいいの?
疑問に思われたかも知れませんね。
「体を鍛える」
筋トレやランニングで筋肉をつける。ヨガやピラティスで柔軟性を身につける。
これならイメージしやすいですね。
「心を鍛える」
わざと辛い目にあいにいく。
嫌いな人と仲良くする。
考えただけでゾッとしちゃいますよね。
心は簡単に鍛えられません。
では心はどうやって強くすればいいのでしょうか?
心は強くするのではなく、疲れた心をすぐに癒してあげましょう💌
みなさんは心が喜ぶこと意識していますか?
一生懸命仕事して
育児や家事を頑張って
周囲に気を使って
自分の心がすり減るような日々を過ごしていませんか?
誰かのために頑張ることはとても大切なことです。
あなたの行動で誰かが笑顔になれる。
なんて素晴らしいことでしょう。
でもその陰であなたが疲れてしまっていたら
まるで昔ばなしの「鶴の恩返し」と同じです。
こんな生活をずっと続けていると、
いつしか心の余白がなくなっちゃいます。
余白がないと、他人の行動が気になり
「あーそこに置かないで。これはここに置くって決まっているでしょ。」
イライライラ
「なぜあなたはいつもだらしないの。私ばっかり動いて。疲れているのはお互い様でしょ」
なんて 会話の内容は八つ当たりばかり。心当たりありませんか?
「なぜ私だけ楽しいイベントやお食事会に誘われないの?」
と友人のSNSを見て羨ましく思ったことはありませんか?
でもあなたも、いつも忙しそうにしている人に気軽に声をかけるでしょうか?
気を遣って誘わないですよね。
心の余白は他人にも伝わってしまいます。
心が疲れた方が途方に暮れ、病院を受診し、
お薬を処方される姿をたくさん見てきました。
受診するたびにお薬が増えていく方もいらっしゃいます。
「眠れない」 「いつも不安がつきまとう」
こんな時って、俯きがちで、肩が丸まっていませんか?
このような姿勢は血流が悪くなり、手足が冷たくなりがちです。
また呼吸も浅くなり、
身体のエネルギーの源である「氣」が滞り、
ため息が増えたり胸が苦しくなったりしがちです。
東洋医学の世界では、痛みは体内の「氣」「血」が不足していると考えます。
例えば「血」が不足していると
頭に何か重いものが覆いかぶさっているような頭痛や肩こりがおこると考えます。
「氣」が不足すると眠れない、消化が悪くなると考えます。
また意外に思われるかもしれませんが、
疲れがピークを超えてしまうと眠れなくなってしまいます。
眠るのにも食事を消化するにも「氣」が必要なのです。
何から手をつけて良いかわからないほど忙しい方やそんな方が身近にいらしたら
「幼い頃の夢はなんだったかな?」
って思い出してみてください。
この振り返りが心の余白を埋めることになります。
例えば「パティシエ」だったって方、
今からは難しいかもしれないですが、お菓子作りならできますよね。
特別なことをしなくていいのです。
「これやってみたかった」
「これ楽しそう」
「私ってこれしたら機嫌が良くなるね」
日頃から自分の心が喜ぶ選択ができるように意識して暮らしていると、
疲れた心を癒す術を自然と身につき、
いつのまにか心が強くなってきますよ。
最後に私にご質問いただきました内容をお答えします。
お子様のPMSがひどくどうしたらいいのでしょうか?
東洋医学の世界では女性は7の倍数で体が変化すると言われています。
年代別におこる変化をお話ししましょう。
10代〜20代 思春期
ホルモンバランスが急激に変化する時期です。
またこの時期は自分の症状や感情を言語化することが苦手です。
「氣」「血」が不足しがちな時期なので以下のような症状がおこりやすいのが特徴です。
食欲不振・倦怠感・立ちくらみ・頭痛・腹痛など
20代〜30代 成熟期
ホルモンバランスが最も安定している時期です。
しかしストレスなどの影響を受け続け、
心身のバランスの乱れると、
体が冷えやすくなり月経不順や月経困難症、不妊につながる場合があります。
40代後半〜50代 更年期
東洋医学では「腎」と呼ばれる人の
発育・成長・成熟・老化を支配している機能が低下します。
加齢だけでなくストレスや不規則な生活も機能低下に影響します。
「腎」を補うことはアンチエイジングにつながります。
ストレスに強くなる戦術は見つかりましたか?
みなさんからのメッセージお待ちしています。
※このコミュニティサイト内でご紹介している商品との関連はありません。あくまで一般的な女性の体質についての内容です。
(執筆)
女性ホルモン研究家 薬剤師
岡下 真弓先生
化粧品研究員の時「女性は生涯を通して ホルモンと付き合っていかなければならない」ことを実感。 その後、薬剤師として多くの女性に指導する中で、 病気や不調を抱え薬が必要になる前に、 事前のケアが必要と感じ、女性ホルモンの啓発活動を行う。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示最後の「ご質問にお答えします。」ですが、
先日の座談会で、「こんなことを聞いてみたい」というお声をいただいたので
岡下先生に質問としてお伝えして、記事に盛り込んでいただきました☺️🙏
皆様、もしご質問や知りたいことなどありましたら
こちらにコメントでも、どんな方法でも良いので
お知らせいただいたら
岡下先生にお伝えししますね✨
内容にもよりますし、全てではないですが、
お答えいただける事に関しては
記事に盛り込んでいただければなと思っています‼️