月の深呼吸

フェム知識の泉

【✨開発秘話✨】発売から15年の「よもぎ温座パット」ができるまで!

今回は寒い日や梅雨冷え・不調等の必需品✨「よもぎ温座パット」がなぜ誕生したのか、そして販売されるまで。をインタビューしていただきました!

 

私も今ブランド担当をしながら、当時の苦労をより詳しく知ることで

やっぱりたくさんの女性に使っていただきたいなと改めて感じましたのでぜひ皆様も読んでみてくださいね😄

 

 

 

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2008年の発売以来15年間、女性特有の冷えや不調の強い味方として販売されてきた「よもぎ温座パット」。開発を担当した若松里子さんに開発秘話をお聞きしました。

 

きっかけは、伝統療法「よもぎ蒸し」との出会い。
        

フェムテックの先駆け「よもぎ温座パット」の担当者に聞く商品誕生の秘話✨

 

※イメージです。

「よもぎ温座パット」を開発当時は、どのようなお仕事をされていたのですか?


まだ社員も少ない頃にグラフィックデザイナーとして入社し、その後はスキンケアの商品企画を担当。

美容液の開発やパッケージ、パンフレット制作、PR・販促広告プロモーションなども幅広く行っていました。

 

 


ロングヒット商品「よもぎ温座パット」が生まれた経緯を教えてください。


 

2006年頃に社内で商品企画大会がありまして、その時に「携帯版よもぎ蒸し」というものが韓国にあることを発見したことから始まりました。

 

当時、韓国のドラマ『冬のソナタ』が日本で爆発的にヒットし、

主演俳優のペ・ヨンジュンさんが「ヨン様」と呼ばれてアイドル並みの大人気。

 

ちょうど円高ウォン安で、ショッピングにグルメにと韓国旅行が女性の間で流行っている頃です。多くの女性が韓国の文化やコスメに興味を持つ中、この韓国発の「よもぎ蒸し」が女性特有の冷えやお悩みや女性の健康と美容に良いとされる伝統療法として、日本でもぽつぽつサロンなどでメニューが出始めていました。韓国の旅行先でのメニューとして今も人気ですね。

 

実はその頃、私も毎月の不調に悩んでいて「よもぎ蒸し」を体験していました。

 

その独特の使用方法にも驚きましたが、実際すごく熱く、すごいスピードで足先まで温まり、大量の汗をかくすごいものだと体感をしていました。

 

 

 

ただ、サロンでは30分くらいマントをかぶって、じっと座っていないとならないのです。価格も1回3000~4500円と高く、体質改善に通うには高額でした。

 

そんな時この「携帯版よもぎ蒸し」という商品を見つけて、これなら冷えや不調を感じた時にすぐに使えるし、動けるのでながらケアができる!

そのすばらしさに感激し、すぐに韓国の製造会社へ行きました。

 

 

💡ワンポイントメモ💡

(実際の「よもぎ蒸し」は、薬草が入って煮立った鍋からもうもうと湧き上がる湯気を体に当てる療法なのですが、ドーナツ状に穴の開いた丸椅子に全裸で座ってマントをかぶり、体の中心から温めるというのが種類でした。最近は手がだせて水が飲めたりします。)

 

 


リサーチをして、すぐ韓国へ行く行動力はすごいですね!


※イメージです。

私自身も毎月の不調に悩んでいましたし、周りにも悩んでいる女性は多くいたのでこのような商品を求めている人は確実にいると思っていました。

 

また私達の社長は女性で、これまでに女性向けの商品を企画するのを得意としていました。

 

自分たちと同じように働きながら毎月のつらさを我慢している女性のために、少しでも助けになるなら!という思いで「まずは現地で生産者に会って、製造の現場を見たい!」と思いました。

 

 

 

商品化のために

超えなくてはいけない壁の連続を

超えていく

 

 


日本で商品化する際に苦労したエピソードも教えてください


まずは、日本の厳しい品質基準にあわせることが大変でした。

 

日本の品質基準は、世界一厳しいと言われており、製品の品質を日本のクオリティレベルにあげていく必要がありました。

また、日本の女性向けにハーブも変更しよもぎを増量するなど、よりハーブ感アップする改良をしました。

 

それ以外では、韓国と日本の満足する温熱の温度の違いがありました。

気温の違いもあると思いますが、パットの温度が日本人女性には熱く感じることがわかり、パットの温度を調整しました。

 

※イメージです。

日本で前例のない商品をPRする苦労もあったのでは?


現在のように“フェムテック”という言葉もなかった時代ですから、社会的に女性特有の悩みをオープンに話せる雰囲気はまだまだありませんでした。

 

また「よもぎ温座パット」は、日本では前例がない、全く新しい商品でしたので、どのようにPRして販売していけばよいのか手探りの状態でした。

使用方法からも「どうやって使うの?」みたいな感じで、お店の人にキワモノ扱いされる部分もありました。

 

2008年のテスト販売では、どう説明すればお客さまに興味を持っていただけるのか悩み、パッケージデザインにも苦労しました。

販売後も商品をどうしたら伝えやすくなるのかを模索し続けていて、調査をしながら毎年パッケージを変更していきました。

今こうして考えても本当に大変でした(苦笑)。

 

これまでの色んな壁を乗り越えられたのは、やはり商品化した人の想いに共感しその効果を信じていたからだと思います。

 

韓国の工場を取材したとき、開発者に商品化のきっかけを取材しました。

 

その開発者のお母様が女性特有の体の不調にずっと悩んでいたそうで、

そのお母様のために商品を作ったと聞き、とても感動したのです。

その想いを引き継ぐ形で「これは間違いない、同じように悩む女性にこの商品を広めなければ!」と強く思いました。

 

※イメージです。

 

日本の女性たちにも、この「よもぎ温座パット」で少しでも楽になっていただきたいという強い信念があったから、続けられたのだと思います。

 

 

 

独特な商品だからこそ

新しい体験を喜んでもらえた

 

 


商品を日本のお客様に届けることができて、どんな良いことがありましたか?


 

実は以前は商品の中に、お客様が手書きでの感想を書けるハガキを入れていました。

 

そのお客様からのお喜びの声が本当にうれしかったです。

今はクチコミを読んで癒されています(笑)

仕事でつらい時でも、お手紙やクチコミを読んでは元気になって、これまで乗り越えられました。

 

妊活していた人から「おめでたで、温座パットは一時卒業します!」というお手紙をいただき、会社の仲間とウルウルしてしまいました。

 

中には、「女に生まれて良かった」「この気持ちよい暖かさを体感できるのは、女性の特権ですね」と書いてくださったお客様もいて、それってすごく素の意見というか、

今までにない新しい商品だからこそ「はじめての感覚」を新しい喜びとして感じでいただけたと思っています。

 

※この画像はイメージですが、実際にはもっとたくさんいただいたお手紙や葉書を今でも保管しています。

 

独特な使い方に苦労してきましたが、やっと商品の良さが伝わってくれたかと思うと、とてもありがたく嬉しいです。

これからもこの商品の独自性を大切にしたいと思っています。

 


どんな人に「よもぎ温座パット」を使ってもらいたいですか?


 

原因が「冷え」にあることが多いと言われることから、女性の毎月のどんよりや、なんとなく不調でお悩みの方に使っていただきたいです。

また「よもぎ温座パット」は、体の中心から何とも言えない温もりで体を温めてくれるので、気分をリラックスしたい時にもぜひ使っていただきたいです。

 

ストレスが多いと冷えやすくなると言われていますが、体が温まると、なんかほっこりする気持ちになって、リラックスできます。今、世界的に情勢が不安定で、日々不安なことがたくさんある中で、皆さんお忙しいと思います。

 

※イメージです。

 

そういう意味ではストレス解消のリラックスアイテムとして使ってもらえるとうれしいです。

 

あとは、夏のエアコンで体が冷え切ってしまう時も、つい我慢していると思いますが、毎日の冷えが体に蓄積させることになります。「冷えは万病の元」バッグに1つ、常に携帯しておき、冷えを我慢しないお守りアイテムになってくれたら、よいなぁと思います。

 

夏場は温度違いのシリーズアイテムが穏やかな温かさなので、おすすめですよ。

※アマゾンやバラエティの一部の店舗で販売中。

 


今後は「よもぎ温座パット」をどのようにしていきたいですか。


フェムテックという言葉が少しずつ一般化してきて、女性特有の不調についても、ケアしたいと思う方も増えてきていますよね。

 

そういう面では、漫画の「生理ちゃん」やSNSの発信なども、開発当時とは時代が変わってオープンに変わっています。

 

この良い時代の流れに乗ってもっと「よもぎ温座パット」を広めて、必要としている女性たちに届けていきたいなと思っています。

 

商品を通じて、女性がリラックスできる時間を作ったり、日々のモヤモヤをケアしたりとか、みなさんの忙しい暮らしのなかで「よもぎ温座パット」が、女性のからだと心の拠り所になるような存在になっていけるとうれしいです。

 

※イメージです。

 


最後に、「月の深呼吸」のコミュニティのみなさんに、メッセージをお願いします。


 

皆様のコメントを拝見していると、本当に「日本の女性は頑張り屋さんが多いな~」と思ってからだが心配になります。

 

なので、頑張りすぎないように、コミュニティでつぶやいたりして、モヤモヤを開放していってほしいです。ストレスが多い社会なので、リラックスsできる工夫をしていただきたいなと思います。

 

ゆったりお風呂に入る時間を確保するなど、からだを労わって、皆様が穏やかに笑顔でいられる時間が増えるといいなと思っています。

 

P.S. 昨年「温泉ソムリエ」にもなりました♪商品担当の若松より

 

 

 

 

 

 

 

インタビュー・執筆:綾斗 礼 
フリーランスのブランドプロデューサー。女性のウェルビーイング・サステナブルをテーマにしたブランディング・PRに従事。企業や大学と提携して、学生、海外在住、シングルマザーなどライフステージ・背景問わず女性のキャリア支援活動も行っている。 
X(Twitter):https://twitter.com/ayakatoreika

 

 

 

 

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1 件の返信 (新着順)
77 バッジ画像
2024/06/09 22:10

愛用しているのでしれて嬉しいです


ご愛用いただいてありがとうございます☺️