月の深呼吸

フェム知識の泉

【妊活体験談③】妻を救った夫の言葉とは? 4年間の妊活ヒストリー

妊活や不妊治療中、どれだけ続くか先が見えないだけに大きなストレスを抱えながら過ごしている人も多いはずです。
前回、不妊治療中のご主人とのやりとりを語ってくれた山田さん(仮名)に、今回は不妊治療中のストレス解消法や、役に立った習慣などについてお聞きしました。全3回でお届けしています。今回は2回目の続き、最終回です。


不妊治療中のストレス解消法は?


ストレスがたまると、1人で週末に旅行に出かけるなどしていました。金曜日に有休を取って、車で隣の県にドライブしたり、水族館に行ったり。本当に突然、家出のように思い立って出かけることが多かったですね(笑)
夫に助けられた部分は大いにありますが、やはり夫といるとふと現実に引き戻される瞬間があって。一人旅することで、日常と離れることがストレス解消になっていたように思います。周囲に申し訳なくて有休を取りづらいという人も多いとは思いますが、本当にストレスが溜まったときは、心を休ませるのが一番!多くの会社が、気にせず休みを取れる環境になれば良いなと思います。


妊活中の習慣は出産後にもメリット大!


よく、妊活中や妊娠中に葉酸を摂取すると良いという話がありますが、私はそれ以外にビタミンBやビタミンEが良いという話を聞いたので、ビタミン剤を積極的に摂取していました。あとはタンパク質をたくさん摂っていましたね、納豆だとか、豆腐だとか。運動も積極的に行っていました。当時始めたフラダンスが今も趣味になっています。
温活についても、科学的な根拠があるかどうかという部分はわからないのですが、妊活中に通っていた鍼灸院の先生も『体が冷えていると、正しい機能が発揮されない』ということをおっしゃっていたので、体を温めるということは常に意識していました。よもぎ蒸しをしたり。あとは貼るカイロや腹巻き、温め効果の高い入浴剤なども使用していました。結果的に自然に妊娠した、というのも、ストレスがなくなったというだけではなく、妊活中に行っていたこういった対策があったからこそなのかなと思います。ただ妊活のため、というだけではなく、気をつけていたことが図らずも自分を妊娠に耐えうる下地を作っていたような気がします。実は、こういった行動が、妊娠・出産後も役立っているんだと思います。
何より役立ったのは運動をしていたことです。出産してからは、思った以上に体力が奪われて、寝不足も想像以上でした。これが高齢出産か!と改めて感じました。妊活中に運動するという習慣を作り、ある程度体力づくりをしていた過去の自分に感謝しました。

 


病院選びのポイントは?


当時は、関西の会社に勤めていたのですが、とにかく会社に近くて通いやすいところ、という基準を第一に選びました。不妊治療はやはり通院の回数も多くなるので、できるだけ通う負担を少なくしたかったので。結果的には、先生との相性や治療方針も私と合っていて、待ち時間の少ない時間帯にクリニックに行けたので助かりました。

 

山田さん病院選びのポイント

  • 会社や家から近いなど、通いやすいこと
  • 医師との相性がいいこと
  • 待ち時間が少ないこと(これはなかなか難しいと思いますが…)

 


妊活をしている人へのメッセージ


まず、病院に検査へ行くことをおすすめしたいです。
私もそうでしたが、自分自身に不妊の可能性があるとは夢にも思っていない人が多いと思うのです。私自身がもっと早く病院に行っておけばよかったなと思う部分があるので、早いうちに対策をとって欲しいなと。あとはやはり、気持ちの面ですね。嫌なことはしなくていい、会いたくない人には会わなくていい! 本当にそう思います。疲れてストレスが溜まったら、一旦妊活や不妊治療をやめてみるというのもアリ。とにかく自分自身にかかるストレスを減らすことが大事だと思っています。

 

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ご自身の妊活体験を、明るく話してくれた山田さん。妊活をしている時期には、ストレスや悩みを抱えてしまい、自己嫌悪に陥ったことも多かったそうですが、妊活中に行き詰まりを感じた時には、山田さんのストレス解消法など参考にして見てくださいね。
 

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